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「忘れな草」高校生モニターの皆さんの感想をご紹介!

現在パルコ劇場にて絶賛上演中の、カンパニー・フィリップ・ジャンティ「忘れな草」をご覧になった高校生モニターの皆様から、公演のご感想をいただきました。

素直な目で見た率直なご感想の数々、とても素敵なものばかりですので、ぜひご紹介させていただきます。

あなたの目には一体このステージはどう見えるのか?それはどうぞ、劇場でお確かめください!


1.

とても幻想的でまるでCG映像をみているかのようでした。始終通して感じたのは計算された不安定。踊り表情どの場面をとっても計算された面白さがあって、流動的というかまばたきをしたら次には今のものは無いんだという儚さと楽しさで現実を忘れた90分でした。
身近にあるものを使っていると事前に知っていたのに全くそれを意識させなかった!後に考えればあああの時の布はどういう素材で、ああいう風に光をあてると面白い効果が出るのだなと思ったり。途中で集中が切れることがなかったので思考の現実に戻ることがなかったのも楽しく見ることができた原因かも。
出演者のコミカルな動きと表情が個人的にとても好きでした。確実に顔を照らさなければならない照明だったのもとても良かったです、筋肉の凹凸やアジア人ではない彫りの深さとかが際立って現実味が薄れたのは良いなあと思いました。

2列目のど真ん中で見たせいか、低いところでやっていたと思われる演技がよく見えなかったのが残念です。前の頭ですっかり隠れてしまった。

素敵な舞台をありがとうございました。公演の成功を祈っています。

 


2.

まず、1番思ったのはエンターテイメントだなと思いました。 

布などよくあるものを使っていて、でもそう見えないくらいに世界観が作られていて、その世界観に引き込まれました。
1つ1つの動きや表情がすごく計算されていてちょっと隠れた一瞬に猿が出てきたりして、そこが見えないので観客の集中が切れないし、逆にすごくてさらに引き込まれていく、というのを繰り返してあっという間に時間がすぎていきました。
舞台上でスキー板を使って滑るというものを初めて観たので、舞台で出来ないことは無いんだなと思い、とても興奮しました。
バケツの中の液体を最初はスポンジを使っていたのが最終的には全部を使っていて、これもまた興奮しました。
役者さんのストップモーションが本当にピタリと止まっていて、途中でマネキンと変わったのかなと思うくらい、びくともしていなくてすごいと思いました。日々の努力って必要なんだなと感じました。
もう1度観たいと心から思いました。


3.

正直なところ、「忘れな草」という作品の意味を、私はほとんど理解できていません。猿は最後まで猿で、人形と人間がいる意味もよくわかりませんでした。
けれど、あらすじを読めば大体の話の流れがわかりましたし、言葉にすることができない何かが心に響いてくる感じや、はっと目を奪われる場面、コミカルな動きに笑う場面などが沢山あり、とにかく楽しい舞台でした。台詞の少ない舞台はよくわからないという理由で敬遠しがちだったのですが、そんなマイナスのイメージを払拭されました。気持ちすべてを言葉にする必要はなく、感じることのほうが大切なのだと、舞台が教えてくれたからです(教えるつもりがあったのかはわかりませんが……)。
「忘れな草」は、作品全体としての意味がわからなくても楽しめる舞台でしたが、意味を理解しようとして、自分なりにでも答えが出ればもっと面白い作品になると思います。ぜひもう一度「忘れな草」を見て、新たな発見をしたいと考えました。


4.

この度は、とても貴重で豊かな時間をありがとうございました。
今後の成長の糧としていきます。

以下感想です。

先ず以って、僕がこの舞台から最初に受けた印象は、

「虚無感が漂う舞台だなぁ」

である。
何故猿っぽいマスクなのかはわからないが、彼女の思い出を集めるだけ集め、さっさと行ってしまった夢の配達人。彼らによって、何かわからない者の夢が奪われていく。そこになんとも言えない虚しさを感じた。
表現自体に目を向けると、独特な舞台装置、ありふれた身近な道具、そして人形、水などを駆使して、不思議に、コミカルに、そして残酷に描いていた。特に、ノルウェーの役者さんということもあり、よりコミカルさにおいて強調されていたように思う。
人間に憧れながら歌う何者かの元へ突然現れた配達人。彼らが集めた夢のかけら。何故彼らはそれを集めるのか。もしかしたら、彼らが彼女に見せたひと時の夢物語なのかもしれない。
しかしながら、喋ることの制約がない筈の配達人ではなく、決してそうではない彼女のみが、声による表現(歌)を行ったというのは、中々シニカルが効いているなと思い、そこに夢の儚さ、現実の脆さを見た。


5.

不思議で手の届かないような世界観で、視覚や聴覚だけでなく、空気から魅了してくるような舞台でした。舞台装置の絵がのっぺりと描かれていることで、距離感覚がとまどい、異質な空間に感じられました。最初に猿が歌ったいるシーンでまず引き付けられ、そこから一度も舞台から目を離せず、一時間半の公演が終わった後に初めて舞台から視線を外すことができました。全体的なストーリーとしては完全に理解することはできませんでしたが、ストーリーを楽しむだけではなく、パフォーマンスとして、芸術作品としてだけでも楽しめたので、理解できないからつまらない、などとと言うことは全く無く、驚きました。それどころかストーリーが完全にわからないことで「忘れな草」の意味を自由に各々が考えることができ、観る人の数だけ作品が生まれてくる、とてつもなくはばの広い深みのある作品だと感じます。また、小道具が魅力的でした。非常に精巧に作られた人形、パペット、羽、布などそれぞれがひとつの作品として成り立っていて一時間半を濃厚に過ごさせてくれるものばかりでした。そしてそれを扱う俳優さんたちの肉体、オーラ、声、表情がそれらの魅力を引き出していて、人と無機物はこんなにも溶け合えるのかと感動しました。もっと何回も何回も見たいと思わせてくれる、本当に魅力のある舞台だったと思います。 


6.

始めは「何か奇妙だな」と言う印象で観ていましたが、ストーリーが進むにつれて奇妙と言う印象が「楽しい」という印象に変わりました。今まで、人の人生を演劇やミュージカルなどを通して観たことはあっても、今回の様にセリフも歌もない、パフォーマンスだけで観たことは無かったのでとても新鮮に楽しめました。パフォーマーの方々の動きや表情も自分が見たことのないものばかりで、人形との一体感を始め、表現の素晴らしさに圧倒されました。
パフォーマンスに合わせて流れていた曲にも魅了されました。全体のパフォーマンスの動きが、曲のメロディーやリズムの細いところまで合っていて、観ていて飽きることがなく、心が弾む思いで楽しめました。特に最後の場面のバケツを持ったパフォーマンスは、同じ動きをしている様でよく見ると細かく違った動きをしているのが分かりました。パフォーマンスが曲調に完全一致していてストーリーの世界に溶け込んでしまいました。
今まで観たことのない、新しい舞台芸術に触れることの出来た素敵な時間でした。
ありがとうございました。 


7.

この度は、高校生モニターを設けていただきありがとうございました。
今回初めて触れたフィリップ・ジャンティの世界は、とても不思議で幻想的でした。明るさや綺麗さだけではない、もっと深い潜在意識のような空間の覗き見しているようでした。
劇中は騙される連続でした。顔が瓜二つの人形と人間が、一斉に人形に見えたり人間に見えたり、反転して混乱する瞬間が沢山ありました。
舞台空間を分ける照明がとても綺麗でした。それが入った時空気の変わり方スムーズであっと言う間にまた違う世界を観て、彼らが妄想の中にいるのか、現実の中で動いているのか、流れるような踊りと歌声の魔法にかかったように舞台をずっと観ていました。
「忘れな草」は私にとって大好きな忘れない作品です。今回感じたこと、受け取ったことを、これから活かしていきたいと思います。今後もこのような機会を設けていただけると嬉しいです。


8.

私は初めて海外の方の舞台を観させて頂いてとても刺激を受けました。海外の方の舞台はやはり日本の舞台とは決定的に違うモノがありました。この作品は演劇、身体表現を超えた私にとって新しい舞台表現でした。あまり言葉を使わないのにあれだけ心に深い感動を残していく舞台は初めてです!身近な紙などをあれだけダイナミックに使う演出はとても素敵で新しくてとっても好きになりました!人形が本物のように見えたり、いなかったはずの人が出てきたり。本当に終始驚かされっぱなしでした。舞台美術や、音楽、照明も舞台をより一層楽しませてくれる造りになっていて良かったです!
また、パルコ劇場で舞台を観させて頂くのは初めてだったのですが、舞台ととても距離が近く、とてもワクワクしました。劇場内の雰囲気も舞台を観るぞ!観に来たぞ!という気持ちにさせてくれて好きでした。また機会があれば来たいです!
海外の方の舞台を見られる劇場はそんなにありません。ですが、刺激をもらえる海外の方の舞台をもっと観たいです。今回だけでなく、これからも是非海外の方の舞台をパルコ劇場さんでやって欲しいです!


9.

今回の舞台”忘れな草”は、今まで見たことのない演出の方法でした。私が驚いた演出方法は、舞台の上で水をかけたりスキーをすることです。私には舞台ではそんな事しちゃいけない、しないだろう。という固定概念がありました。しかし、何かを表現するには何だっていいんだ。そんな事を言われたような気がしました。私の固定概念をひっくり返したのがこの舞台です。固定概念というものは私の表現力の幅を縮めているのではないかと思いました。始まってすぐの人形と人間とのパフォーマンスは特に印象に残っています。最初見ていて、人間が人形を動かしていることに気づかずどうやって動かしているのか疑問でした。しかし次第に分かって来た時はとても驚いたと共に、見たことのない演出の方法に新鮮さを感じました。その為に役者と同じ顔の人形にして、リアルに、ばれないように作った美術スタッフさんはすごいとと思います。また、舞台中何度も人形と役者が入れ替わっていて、それに気づいたり気づかなかったり。そこに注目して見るのも面白かったです。さらに猿の不気味な鳴き声、行動によって舞台の中の独特の世界観をより一層強めていたとも思いました。猿が女の人をおんぶしている時、男の人がボールに乗ってる時、そこには様々な仕掛けがありました。そしてその仕掛けを破った視点で見る事と、仕掛けを破らずおんぶされているという視点で見る事は、受け取る側としては全く違う解釈、面白さがでてくると思いました。それは視覚的なトラップで、見ていて独特な舞台の楽しさが伝わってきました。この舞台は結構コメディー要素があったように感じます。しかしそこだけにとどまらず、演出、美術、照明全てが新しい表現の仕方でとにかく素晴らしかったです。また見たい。誰かに見て欲しい。そう思える舞台でした。今まで見たことのない世界を舞台を見させていただいて本当にありがとうございます。大きな経験になりました。 


10.

観る前はコンテンポラリーダンスを駆使した、現代的な舞台芸術なのかな、というイメージで、正直演劇的な面での期待はしていなかったのですが、みおわった今は全く違うイメージを抱いています。予想よりもダンスが少なく、表情や声を使ったアピールは私好みのものでした。また、演出、舞台装置において今までの演劇では見たことのない、新たな手法が取り入れられていてすごく勉強になりました。特に、女性が風が通ることによって次々と形を変える布を持ち、男たちを翻弄するシーンではすっかり魅入ってしまいました。前のめりになり隣の席の友達に注意された程です。その他にもキャストと全く同じ顔をした人形、そしてそんな人形と見分けがつかないくらいの動きをするキャスト達…とても面白かったです。 

個人的な話になってしまうのですが、私は以前、ダンサーと演技者の違いとして「酔っ払った人をやれ」と言われたときにダンサーはダンスになってしまう、つい癖で美しくなってしまうが演技者はリアルな酔っ払った人になれる、演技者は汚く食いつかなきゃいけない、という話を聞きました。忘れな草ではダンサーというよりも演技者としてキャストを見ることができ、感動しました。


11.

最初の役者が視界に入った途端、私は恐怖を覚えました。それが人間に近しいが決して人間ではない、「猿のような何か」だったからです。その不安感は終演まで私にずっと付きまとっていました。
猿のような何かが美しく儚げに人間の歌を歌っている姿は「猿の惑星」彷彿とさせました。
数々のマジックやコミカルなシーン、幻想的な場面は本当に自分を恐怖とともに夢の中に連れて行ってくれるようでした。
もう1度観たい、でも2度目はあの感覚がなくなりそうで怖い。そんな舞台でした。
 


12.

今回の観劇、とても楽しめました。 

何度も噛み締めて味わいの深まるような作品だったと思います。冒頭の猿の登場からとても引き込まれました。全体として、マジックなどアナログな工夫で幻想世界を描いているということに好感を持てました。
例えば歌舞伎などで黒子は見えているけれど見えないことにする、という日本的な舞台表現がありますが、今回の観劇ではそれに似たような品やデジタルな手法では得ることのできない感動を得ました。
猿が遠くの方に人の列を見つけた場面など映画的な場面がたくさんあったように思えます。僕は高校で映像を学んでいるということもあり、映像だったらどうするだろうかと考えながら見ていた部分がありました。ですがこの作品に関しては映像化は不可能でしょう。映像として作ることはできても今回の観劇のような感動は得られないと思います。作者は舞台を愛し、深く掘り下げているんだなと感じられました。
これは一つの疑問ですが、最初人形の一つの頭が外れ首に皮一枚でユラユラと揺れていたのはハプニングだったのだろうかと少し考えてしまいました。その後に首が取れる演出があるので物語状必然だったようにも思えるのですが、あきらかに人形の首を気づかっているようなところがあったので気になりました。  


13.

『観客を欺く鮮やかなトリック、人間と人形とが混じり合う不思議で幻想的な空間。』_「忘れな草」チラシより
劇場に入ると舞台上には北極の世界が広がっていました。これからここで何が始まるのか、どんな舞台なのか期待が募りました。
暗闇の中から聞こえてくる歌声。明かりがつくと、そこにはドレスを着た猿が。思いもよらない始まりに、早くも「忘れな草」の世界に引き込まれました。
人間と人形。一人一人が自分と顔も同じ等身大の人形を操り、 時には他の人間に人形や自分自身を操られる。 人間なのか人形なのかわからなくなっていく中、 次々に不思議なパフォーマンスが繰り広げられます。このなんとも言えない世界観をパフォーマーと共に作り上げているのが歌や音楽、そして様々な素材です。どれも洗練されていて言葉をたくさん喋る事や豪華な衣装、セットがなくても、この幻想的な空間には十分でした。 パフォーマーと同じ時、空間を過ごすことで得られるもの、 生で、劇場で観ることの意味を改めて教えてくれる作品だと思いました。


モニターの皆様、素敵なご感想ありがとうございました。

カンパニー・フィリップ・ジャンティ「忘れな草」は26日(日)までパルコ劇場にて上演中!

当日券は開演の60分前よりパルコ劇場受付カウンターにて販売いたします。

まだまだたくさんのご来場をお待ちしております!!

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